技術屋カツヒサの徒然日記

電子回路系エンジニアが、気になったことを何となく書いてます

「日本のきのこ」山と渓谷社 出版

以前、↓の記事で実家の母が研究者肌で、実用書を与えたら徹底的に調べ倒すと書きました。それで、そういえば「きのこ」の本でもそうだったなぁと思い出したので書いてみました。

katsu-blog.hatenablog.com

私の両親は2人とも北海道の生まれですが、生い立ちは随分と違っていたそうです。父は大地主の生まれで食事に困ったことなど一度も無いおぼっちゃん育ちなのに対して、母は貧乏な家の生まれです

母方の祖父は本州生まれで、1人で北海道(網走)に入植し、土地を開拓するところから始めて1代で広大な水田を持つに至った努力の人でした。母はその苦しい時期に育っており、子供の頃から食事の全てを担当していたそうです。料理の全てではなく「食事の全て」が担当です
つまり、食材が足りなければ山に行って山菜を摘んだり木の実を探したりしていたそうです。

そのため母は生活力が強く、食べられる食材に対する知識に貪欲です。もともと食べられる野草や間違えやすい毒草には詳しかったのですが、私の中学卒業と同時に引っ越した先の家周辺には、すごくたくさんの「きのこ」が生えてました。

とにかく多種類のきのこを採取して写真を撮って図鑑化し、食べられるかどうか調べだしました。虫が食べている物は基本的に食べられるとも言ってましたが、決定打は家で飼っていた猫です。普段は外を徘徊している野性的な猫で、何でも食べますが毒物だけは絶対口にしません

そうは言っても心配なので、山と渓谷社という出版社が出している「日本のきのこ」という本を買ってあげたら、翌年帰省したときに食材が「きのこ限定で」激増してました(笑)
ちなみに本の感想文を書いてるサイトがあったのでリンク貼っときました。

matome.naver.jp

私も少し読んでみましたが、結構すごいですね。
猛毒きのこの味とか書いてるんですよ!
試したから味が分かるんでしょうが、舌にのせるとピリピリした刺激が・・・とか、試した人達の献身に脱帽です。


という感じで、今日はここまでにします。