技術屋カツヒサの徒然日記

電子回路系エンジニアが、気になったことを何となく書いてます

18650型リチウムイオンの生電池を買ってみた

危険なリチウムイオン電池(主に中国製)が普通にネットで売られていることは過去の記事でも紹介しましたが、さすがに明らかな違法表示なものはAmazonでも販売を中止しているようです

でも、今でもAmazonで売られている電池があるのに気づき、違いを調べてみました。まず基本的に、全て日本製バッテリーを使っていて恐らく容量表示も(少なくともバレない程度には)正しいのでしょう。

ですが考えてみて欲しい。
リチウムイオン電池はちょっと扱いを間違えただけで発火・爆発する危険物なわけで、本来なら危険な電池を一般人にそのまま販売なんてできないはずなのです。

私も詳しく知らなかったのでネットで検索したところ、参考サイト「リチウムイオン電池の豆知識」で以下のような情報を見つけました。


分かって頂けたでしょうか?
Amazonで普通に入手できるリチウムイオン電池PSE法の規制対象なのです。販売業者は事業の届け出から技術基準適合義務、適合性検査、製品検査・表示義務など一連の手続きを経たうえで販売が可能になるのです。
そして、義務の1つにPSEマーク表示の確認義務があります。

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私も興味があったので、↓のAmazon電池を買ってみました

www.amazon.co.jp

Amazonサイトの写真で、どこにもPSEマークが無いことが分かってもらえると思います。ちなみにAmazonの写真では裏側が見えないと思うので、裏側を撮影した写真も貼っておきます。定格容量が表示されているように見えますが、良く見るとただのシールです(笑)

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推測ですが、恐らく電池製造メーカーは一般人に売ったつもりは無いんじゃないでしょうか。本来なら、これをバイルバッテリーなりノートPC用バッテリーパックなり、安全な形に加工する会社に売ったものが流出しているような気がします。

でも、なぜこれが普通に販売できているのか?
それを考えながらAmazonサイトの商品説明を読んでいたら気づいてしまいました。
ケースが商品で、バッテリーはおまけだと!?

いや、確かに無償譲渡してはいけないという法律は無いかもしれないが、こんな合法が許されて良いのか!?

などと考えつつ、しっかりリチウムイオン電池を購入して使おうとしている筆者も同罪な気もします(笑)。
でも注意すべきは、例えマトモな製品だとしても危険であることには変わらないということです。リチウムイオン電池の単体販売が法律で規制されている以上、専用の充電器を制作・販売している日本メーカーは存在しません

つまり充電器を自作する技術が無い人は、怪しげな中国製充電器を買うしかないというところに危険を感じます。
私自身、中国製の電子基板を買うこともあります(馬鹿みたいに安い!)が、最低でも部品の誤実装やハンダ付け不良の有無は確認しますし、部品データシートを読めば動作が理解できるものにしか手を出しません。実際、何も考えずに使うと結構な確率で壊れるし、勝手に壊れるだけならまだしも、つないだ周辺機器まで燃えたり溶けたりしている人もいるようです

最低限、被害を中国製基板だけに食い止める初期試験くらいは、普通に気づいて実行するくらいの知識が無いと手を出すべきものじゃないと思います。そもそも何故一般の人が生のリチウムイオン電池を必要とするのか疑問でしたが、どうも調べてみると18650型リチウムイオン電池で動作する高輝度ライトがあるようです。

こんな危険な爆発物を、乾電池と同じ感覚で使っている!?

かなり驚愕しましたが、これが現実のようです。
せめてこの記事を読んだ人は、危険な行為に手を出さないで欲しいものです。


といいつつ、次回以降いつになるか分かりませんが、購入した18650型リチウムイオン電池以前制作したスマホ用「超低速」充電器に組み込んで、モバイルバッテリー化に挑戦したいと思います。


というわけで、今日はここまで。

 

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